DevLOVE現場甲子園2015『西日本大会』に参加してきた
ということで、行ってきました。
かるい気持ちの参加*1ではあったんですが、とてもタメになる会になりました。いやー、よかった。
今年のテーマは「現場のDiff」ということで、改善した差分や立場の差分、考え方の差分についての発表がありました。
以下感想です。
ユーザーに向き合う最前線(山本 学さん)
myThingsの開発に携わっている中で、エヴァジェンリストへと転向されたお話。
ファンを作るっていうのは確かにすごく大事な要素。
そこでプロダクトを有効活用いただけるかってすっごい大事ですけど、開発ばかりやってたんで
社外とのあんまり関わりがうすかったんですよねーと思ってました。
が、
チーム内の肩書きは関係無い
そらそうだ。orz
はい、もっとおんもにでます。
Misocaチームの自己組織化への取り組み(小久保 祐介さん)
やー、うちの話かと。
朝礼の話とかリモートの方がいはる場合のふりかえりとか、あるあると思わずうなずいてました。
あと個人的に気になったのが、Agile 導入に必要な要素としてあげられていた「経営者の理解」です。
この間参加した DDD 勉強会でも話上がっていて、なるほどと思ったりしてました。
今目の前にあるプロダクトが、未完成ということじゃあなくて今後も変化・成長し続けるプロダクトと納得いただくって、確かに大事よな。うーむ。
メンバーの成長を促進する組織マネジメント(細谷 泰夫さん)
本当にすごい取り組み。というか、まずまず状況がすごい。
20人中15人が1・2年目ってどういうこと?!
その中で、いかに新人を成長し続ける人財にしていくか、という話。
また資料が上がり次第確認しますが、本当にすごい。
「何度も経験できるよう、Agile 的に進める」
「新人が挑戦しやすいよう、成果の約束をしない」
「メンターがすぐに反応を返せるよう、ずれを作る」
聞いている中で、「あれ? これはどうするんだろう」に対してぽんぽんと答えが出てきていて、 本当に刺激を受けました。
自動化とは何か?ゲーム開発において実践した自動化とは?(森田 和則さん)
タイトル通り、自動化の話。
ベヨネッタ2の開発者ブログは当時読ませていただいていたので、こちらのセッションに参加。
「機械がすべきことは機械がすべき。人は人でないと出来ないことをやろう」
ほんとその通りで、僕も自分のゲンバにてそのために頑張ったりしてました。
例えばドキュメントの体裁を整えるのにひたすら手で頑張らなきゃいけないのをどうにかしたりとか。
もう1点主張されていたことは、ちょっと耳がいたかったというか。
「僕がいなくても管理できるように」
この辺、できてないんだよなぁ・・・。やってこう。
サービス×現場(牛島 真一さん)
チームの内外に対する話。
チームに関わる話が多い中で、横の繋がりであるチーム間の話をされているのは結構珍しい印象でした。
チーム間のやりとりにて、「急に依頼されても、もう今スプリントに入らない」
ありそう… #DevKan
— rohki (@r_ohki) 2015, 12月 5
ありそう・・・
で、これを防ぐというか、もっと全体として見て対応するために、どうやっていくかということでした。
リーダー同士の朝会等の改善をやることで、うちよりそっちのタスクを優先すべき、というような意見が出たりと状況は変わっていたそうです。
ただ簡単にできる話ではなくて、実際に会場にいた他の方はリーダーの朝会をやってみたものの、様々な要因でやめてしまったとのこと。
むつかしい・・・
本日の再演賞:【エンジニアが幸せな人生を過ごすための学び方、関わり方、あり方。】(久保 明さん)
あれ?ここってTEDの会場だっけ?感 #DevKan pic.twitter.com/Ht5nGgdZFD
— Libreぽざうね (@Posaune) 2015, 12月 5
圧巻でした。ホントに。
引き込まれるようなプレゼンで、内容も素晴らしかったです。
納得の再演賞。
自分の成長に関して、ありがたい考え方の転換を教えてもらえました。
「成長することは良いことだ」
裏をとれば、
「成長しないことは悪いことだ」
僕自身成長することは良いことだと思っていたし、今ぐずぐずしている状況が良くないとも思ってました。
けど、それだとしんどいよね。と
「成長することは楽しいことだ」
こう考えれば、成長できないことは楽しくないこと、悪いことではないとなります。
自分自身が満ちてないときに感謝はできない、やこういう考え方の転換など、本当によいプレゼンでした。
自分のゲンバへ
せっかく持ち帰った考え方や熱です。
自分や自分のゲンバに活かしてきます。
ということで、Delphi + AWS について試行錯誤中。
なかなか難しい・・・。
*1:会場は弊社ですた。裏方をちょっとやったり